矯正歯科・歯並び治療専門 きょうめん矯正歯科

よくある質問

Q & A

よくある質問

どうして矯正治療が必要なんですか?
まず自分の歯ならび・かみ合わせを鏡でよーく見てください。気になるところはありませんか?
例えば歯ならびに凸凹があると、見た目の問題だけでなくむし歯や歯周病になりやすく、将来早く抜けてしまう可能性が高いと言えます。
そのほかにも、いわゆる受け口や出っ歯、前歯がかみあっていない状態など、様々な不具合がありますが、どれも見た目だけでなく何らかの機能面での問題があり、それらを改善することにより食事や発音がしやすくなったりということにつながります。
ご年輩の方で自分の歯がたくさん残っている方のほとんどは、きれいな歯ならびの方です。矯正治療の一番の目的は自分の歯を長い間使えるようにということなのです。自分の歯でよくかめるということが、長く人生を楽しめることにつながるでしょう。
いつ頃から開始したらいいですか?
【治療の時期は二つにわかれます】
治療段階は 、永久歯と乳歯が混ざっている時期の治療(第一段階)と 、永久歯がそろってからの治療(第二段階)にわけて考えます。それぞれの目的は次のようになります。
 第一段階(早期治療):あごの成長・歯のはえかわりを望ましい状況に近づけること
 第二段階(本格的治療):ブラケットと呼ばれる装置を歯につけることにより 、より望ましいかみ合わせを得ること
 また 、治療に必要な期間は 、第一段階では半年から1年半 、第二段階では2年から2年半程度と思われます。

【第一段階治療(早期治療)が必要な場合】
あごの成長や歯のはえかわりに問題があると考えられる場合は 、小学校低学年~中学生ぐらいから治療を行います。一般的に受け口などはこの時期から治療が必要なことが多いようです。すぐにアプローチしなくてよい場合でも 、しばらく定期観察を行うことが望ましいでしょう。

いわゆる乱杭歯・凸凹歯が見込まれる場合(軽度~中等度) 、適切な時期からアプローチを始めれば 、永久歯を抜かずに治療を進めることができる確率が増えます。具体的には歯列の拡大・奥歯の移動を行います。4人がけのベンチに5人座ろうといているとして 、この時期ならばベンチを広げる工事が可能というわけです。

【成人の矯正治療】
最近では成人になられてから治療を開始される方が増えています。基本的には永久歯がしっかりさえしていれば 、いつでも治療は始められますが 、経年的にむし歯が発生したり歯の支えが弱くなったりということは避けられませんので 、できるだけ早めにアプローチした方がよさそうです。
治療期間や通院間隔はどのくらいですか?
最近では材料の進歩により、通院間隔をあけることが可能になってきました。
とくに永久歯列期治療では,温度によって性質の変わる形状記憶合金ワイヤーを用いて効果的な結果を得ています。このワイヤーを用いると、長期にわたり適切かつ持続的な力を歯に加えることができるので、従来は3~4週間に一度の来院が必要だったのが、6~8週間に一度で進めることが可能となってきました。
目立たない矯正装置はありますか?
歯の移動にはほとんどの場合は固定式の装置が使用されます。めだたない装置や前から見えない装置の使用により 、見た目を気にすることなく治療を進めることが可能です。

【めだたない装置:クリアブラケット】
セラミック製のめだたない装置です。ワイヤーは前から見えますが 、かなり近寄らないと装置がついているのは見えません。

【前から見えない装置:リンガルブラケット】
歯の裏側につけますので前からは見えません。最初のうち発音の面で慣れないことがあります。治療にかかる期間は前につける装置の場合とほとんど変わりませんが 、症例によってはやや長期間になる傾向があります。
上の歯はリンガルブラケット 、下の歯はクリアブラケットなどの組み合わせも可能です。
痛みはありますか?
まず装置の凸凹による違和感は多くの場合は最初の何日間で解消することがほとんどです。
また 、歯が動くときの違和感もやはり最初の3~4日のうちに消退することが多いようです。この面でも材料の進歩により 、以前よりも痛みや不快感の少ない治療を進めることができるようになってきました。
歯を抜かないといけないのですか?
歯ならびの矯正のために永久歯を何本か抜く 、ということをどこかで聞かれたことがおありの方も多いと思います。
当院ではまずできるだけ親知らずを除く永久歯の抜歯をできるだけ避けた治療を目標としています。
以前に比べて治療方法も進んできており 、永久歯を抜かなくても矯正治療が可能になる症例が増えてきました。特に小学校のうちから何らかのアプローチをすることにより 、永久歯を抜かずに治療ができる確率は高くなると考えます。

ただし・・・
・考えられるどの方法を用いても歯の並ぶスペースが不足している場合
・無理やり配列することによって口が閉じにくくなるなどの不具合が予想される場合
・もともと口元や唇が前に出ていてそれを積極的に引っこめたい場合
などでは 、やむなく何本かの永久歯を抜歯せざるを得ないことがあります。技術的には非抜歯で可能でも 、かえってどこかにしわ寄せが生じることがあるという場合です。

まとめますと・・・
偏った治療方法におちいることなく 、場合によれば複数の治療方法を設定し 、各方法のメリット 、デメリットを天秤にかけたうえで 、十分相談・納得の上で治療に取りかかることが重要と考えます。
どれくらい費用がかかりますか?
歯ならびの治療には一般的に健康保険がききません。
大人(永久歯列)の治療の場合 、最初(検査診断)から最後(治療終了)まで 、すべてを含んだ費用の概算として 、金属の装置の場合75~80万前後(*)となると思われます。
また 、めだたないクリアの装置(クリアブラケット)や歯の裏に装着する装置(リンガルブラケット)の場合は 、上記の費用にオプション費用が加算されます。
第一段階治療(小学校低学年)から始められた場合には 、(*)の費用の半分程度で行い 、のちに第二段階治療開始が必要となった際に残りを算定する形となります。
いずれにしても状態によって治療費は異なりますから 、詳細は初診相談時に治療費概算としてお伝えする形となります。治療開始になった場合 、診断時にお支払い予定表をお渡ししてそれを参考にお支払いいただきます。(料金表をご参考ください)
【治療費は分割可能です】
できるだけお支払いいただきやすいように 、治療費の分割を細かく設定いただけます。(金利はありません)お気軽にご相談くださいね。

【兄弟姉妹などご家族で治療を受けられる場合】
兄弟姉妹などご家族で治療を受けられる方は 、一定の割合で治療費の減額を行っております。

【医療費控除について】
治療費は医療費控除の対象になります。確定申告で申告された場合 、いくらかの割合で税金が還付されますので 、矯正治療に際しての実質的なご負担は減るものと思われます。大人の治療の場合は診断書が必要なこともあります。

【保険適用できる場合があります】
以下の場合は健康保険適用となります。
・口唇裂口蓋裂ほか厚生労働大臣が定める疾患に起因する不正咬合
・顎変形症にともなう不正咬合であごの手術が適用とされる場合
 詳細についてはお尋ねください。
矯正治療のリスクや副作用はありますか?
1)むし歯 、歯肉炎 、歯周疾患について
装置装着時はブラッシング不十分だとむし歯や歯肉炎・歯周炎の心配があります。適切なブラッシング指導により口腔衛生状態をよりよく保つことによりリスクを減らすことができます。

2)歯や粘膜の痛みについて
装置装着後や調節後には痛みを感じることがありますが 、数日でおさまることが多いです。また装置が粘膜に触れて口内炎など起こす場合がありますが 、必要に応じて保護用ワックスや口内炎の薬で対応致します。

3)歯根吸収について
歯の移動に伴い 、まれに歯根の先がわずかに短くなることがあります。適切な矯正力にて治療を行うことでそのリスクを軽減することができます。

4)歯肉の退縮について
ブラッシング圧が強すぎると歯肉退縮(歯ぐきが下がる)を生じることがあります。また 、もともと歯周疾患がある場合や歯の重なりが強い(重度の乱ぐい歯)の場合にも歯肉退縮が起こることがあります。

5)治療期間の延長について
治療途中で予期せぬ成長変化があったり 、取りはずし式装置や顎間ゴムなど患者さんに日頃使っていただく装置の使用不十分などあれば 、事前にお伝えした予想治療期間が延長することがあります。

6)後戻りについて
矯正治療が終了しても歯は元の位置に戻ろうとする傾向があるため 、適切な位置にとどめておく「保定」が必要です。保定の期間については個人により差がありますので 、治療後に方法や期間をお伝え致します。
診療時間
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